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隣近所同士で日常生活する中で自然に見つけた結婚相手

戦後の高度経済成長がこれから始まる時代には家庭内に遊び道具が殆どありませんでした。地域や隣近所の幼馴染等とは頻繁に顔を合わせておしゃべりしたり、遊びを共にしていました。こういう関係が幼いうちから何年も続いていくとお互いに相手の趣味、嗜好や考え方等を自然に知り合う間柄になっているので、気心の知れた仲の良い友達が自然にできました。従って、地域や隣近所の幼馴染等と家族ぐるみの付き合いが続いていると結婚適齢近づいてきても結婚相手をあるいは、改めて探すこともなかったはずです。仲の良い友達の中から自然に結婚相手の見つかることが珍しくなかったからです。そこには地域や隣近所に溶け込んで自然に成長していくひとり一人の人間の姿が存在していたと言えます。もちろん、運悪く家族ぐるみの付き合いの中に結婚相手になりそうな異性がいない若者も数多くいました。こうしたケースでは適齢期になって異性の友達が見つかっていない様子が分かると、親やおせっかい焼きの友人、知人たちが口を出して適当な見合い話を持ち込んできたものです。子供も大人も家庭単位とともに隣近所単位で暮らしていたといえます。

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